東アジア諸国がパレスチナ支援を協議する「パレスチナ開発のための東アジア協力促進会合(CEAPAD)」の閣僚級会合が11日、マレーシアの首都クアラルンプールで開催された。会合には岩屋毅外相が出席。参加国は、人材育成や技術協力を通じたパレスチナ支援のための行動計画を発表した。
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会合では、日本、マレーシア、パレスチナが共同議長を務めた。共同議長声明では、パレスチナ自治区ガザの人道状況に深刻な懸念を表明。また、「CEAPAD4クアラルンプール行動計画」を採択し、東アジア諸国が強みとする衛生・住宅・がれき処理などの分野でパレスチナを支援する指針をまとめた。
CEAPADは2013年、日本が東アジア諸国に呼びかけて立ち上げたパレスチナ支援の地域枠組みだ。東アジア諸国が連携し、行政・保健・防災分野などでの技術協力を行うことで、欧米中心の中東和平外交で存在感を示す狙いがある。
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